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テロ [ケニア]

8月末に、ケニアから香港へ住所を移し、現在日本に一時帰国中です。

そんな中、ケニアのショッピングモールがテロリストの攻撃にあったというニュースが。
我が家から10分ほどのところ、ケニアに住んでいる2年ちょっと、いつも日々の買い物に利用していたところです。
スーパーマーケットのどこに何が売られているか、探さなくても何でも分かるそんな親しみのある場所で、子供も含めて、本当にたくさんの人が殺されました。
ニュースで見る画像は本当に悲惨なものばかりで、自分と息子だったら、どこに隠れただろうとか、息子を守る事ができただろうかとか、ここに倒れているのが自分や家族でもおかしくなかったとか、ついつい考えてしまっては涙が出ます。
なるべくたくさんの人を殺すということだけを目的に行われたその行為に、心から怒りと疑問を感じます。

ケニアに住んでいる間も、車以外で出歩いたことはありませんし、常に危機感は持っていたつもりでしたが、危ないというのは、こういうことだったのか、と初めて身にしみて感じました。

今回のテログループアルシャバブの軍資金のほとんどが、象牙の密輸から調達されているそうです。
新しい大統領は、新小学一年生全員にパソコン配るとかアホなこと言ってますが、その分、野生動物保護にお金回して欲しいもんです。ゾウも、サイもいなくなった、危ないだけのケニアなんて、最悪だ。

事件後に電話した、我が家で働いてくれていたナニーさんがとっても元気で、電話を喜んでくれたことに、少し救われました。

お引越し [ケニア]

ケニアに来て2年ちょっと、旦那さんの転職のため、香港への引っ越しが決定。
すでに、これまでのアパートは出て、長期出張中の友人宅に仮住まい中。

引越しまでの1ヶ月はひたすら荷造りをしていて、気が付いたら、もう家を出なければいけない日になっていた。
敷地内の美しい庭や、プールを最後に楽しむことなく、慌ただしく出て来てしまったのが、とてもさみしい気持ち。
楽しい時間を過ごした部屋が、空っぽになったのを見ながら、電気を消した瞬間は、さすがに涙が出た。
引越しってさみしいなあ。
自分のおもちゃと少しずつバイバイしていくハム吉も、かなり寂しい思いをしたことだろう。なむなむ。

ハム吉君は、ほんとにあのアパートの人気者で、すれ違う誰もが嬉しそうに挨拶してくれたものだった。
たぶん、香港に行っても、すぐにたくさんの友達に囲まれて過ごすことになるだろう。
そして、私たちにもいい風を運んでくれることだろう。
いやいや、いい子を持った。

香港での新しい生活が、楽しいものになりますように。

ラム島 [ケニア]

週末は、ケニアの東海岸にあるラム島へ。
ナイロビからの飛行機は、40人くらい乗れる意外と大きなもので(といっても40人か)、
ローシーズンながら、お客さんいっぱい。
飛行機を降りると、ムッとした南国の気候が新鮮だった。
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飛行機は、島の対岸に降りるので、そこからは船で宿のあるシェラビーチへ移動。
ビーチでは宿の人が待っていて、荷物を運んでくれた。

お宿はMsafini Hotel。きれいだし、従業員も感じがいい。
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今回泊まった4階の部屋には広いテラスがあって、そこから海が見える。
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いい天気。

世界遺産に登録されるラムの旧市街まではビーチから2kmほど。
歩いてもいいけれど、ハム吉もいっしょなのでロバで移動。
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車がないこの島では、移動は船かロバで。
ロバ、小さいけれど力持ち。

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ラムの市場で。
アラブ、スワヒリなど、いろんな文化が混じり合って、不思議な雰囲気の街並みになっている。
ナイロビから来ると、歩いて街を散策出来ることが、とてもうれしい。

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毎日シーフードを食べて、
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海で遊んで、
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お昼寝して、
のんびり、とても楽しかった。

象牙 [ケニア]

アジアでの象牙需要のために、アフリカゾウが絶滅の危機ってくらいに殺されているのを知ってました?
私は全然知らなんだ。
去年、アフリカで、象牙のための密猟で殺されたゾウは、なんと3万8千頭だそう。

すでに、象牙の取引は、国際的に禁止されているけれど、中国を筆頭に、アジアの国では、今でもかなり象牙の需要があるとのこと。
密猟・密輸に対する罰則がわりと軽いので、密猟者は、売れる限りはどんどんゾウを殺して、牙を取って行っちゃうのだ。

牙を取るったって、牙だけ切り取るわけではなく、頭蓋骨奥深くまで入りこむ牙を、顔を削ぎ落として持って行く。
象牙の後ろには、必ずゾウの死がある。

そういった写真を何枚も見て、私は少なからず動揺してしまった。
ゾウって、すごく家族を大事にする動物で、特に子供は、本当に大切に群の皆で育てるのだけれど、
そんな性質が利用されて、子供を守るために周りを囲んで動かないところを狙い撃ちされてしまう。
ハンコや、バチや、飾りなんかのために。

象牙のための密猟で親を殺された子ゾウたちの保護施設がナイロビにあるのだけれど、
そこを訪れた中国人観光客がよく聞く質問のひとつが、
「象牙はどこで買えますか?」だそう。

ひでえ、と思ったけれど、日本も、象牙需要国のひとつだし、
私も、今まで、象牙のほとんどが、そのためだけに殺されたゾウの物だなんて知らなかった。

私たちが知らないでいたら、あと10年しないでアフリカからゾウがいなくなってしまうかもしれない。
ゾウの数は、それくらいの勢いで減ってきているそう。
ケニアに住んでいなかったら、へー、と思ってお終いだったかもしれないけれど、
私は、ここであの神々しい生き物に出会ってしまったので、何もしないわけにはいかないのです。

どうか、象牙を買わないでください、と、周りの人に伝えることから始めようと思います。

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アンボセリのゾウさん

  ゾウの保護活動をする「アフリカゾウの涙」
  https://www.facebook.com/tearsofelephants

運転手 [ケニア]

うちの運転手、ヘンリー君に昨日で辞めてもらった。

2年間、わりとまじめに働いてきたヘンリーだけれど、とにかく運転がヘタだった。
地図も読めないし、道も覚えられない彼のおかげで、私はだいぶこの辺の地理に詳しくなった。

ずーっと不満を持ちながらも、車が無いと不便なので、なんとなく雇って来たのだけれど、
ここ最近になって、

ガレージに車の点検に行かせたら、金額を上乗せしたレシートを持ってきたり、
嫁さんが病院で糖尿病と言われてーと、お金を借りに来たり、
カレー屋のテイクアウェイを頼めば、またまた金額上乗せしたレシートを持ってきたり、
警察に捕まって出られないから、保釈金を出してくれとか言ってきたり
(自分達でどうにかしろ、と言ったら、すぐに出勤してきた)、
お客さんを家に送らせたら、みょーーーに遅く帰ってきたり(残業代もらえる)
などの出来事が続発。

どこまで嘘ついてるのか分からないながら、
この人の運転する車に乗るの怖いなーと感じるようになってきてしまった。
誘拐されたり、人気のないとこ連れていかれてナイフで脅されたりとか、普通にある国なので。

ということで、日本一時帰国を言い訳に辞めてもらって、昨日からタクシー生活スタート。
不便だけれど、すっきり。
ヘンリー君、2年間ありがとう。

ナイバシャ湖 [ケニア]

ニューヨークから、お土産いっぱい持ってkeiさんとゾウちゃんが遊びに来てくれたので、
ナイバシャ湖へ一泊旅行。

まずは、お昼に合わせてエルザミアに到着して、ランチ。
ここは、映画「野生のエルザ」のアダムソンさんが住んでいたお家で、湖を望むお庭でビュッフェランチを頂くことが出来る。木がたくさんで、とても気持ちがいい。
野生のエルザって、あれでしょ、狼が女の子育てるやつ、と夫婦で同じこと言っちゃったけれど、
違くて、アダムソンさん夫婦が、孤児になったライオンの子を育てたお話。

食後に、ここからボートに乗って、ナイバシャ湖内の半島、クレセント島へ。
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ちゃんとライフジャケットを着けて出発。
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って、ジャミラか。

ホテイアオイをかき分けて、島(というか半島)に到着。
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ここには、大型肉食獣がいないので、動物たちの間を歩いて回ることが出来るのがスゴイ。
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でも、バッファローには注意。
どんなに遠くに見えていても、向かって来られたら100%負け。
帰りのボートの近くにいて、緊張。
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↑超見てる。こわー。

ほっとくと、動物求めてどこまでも走って行ってしまう子。
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キリンの赤ちゃんに挨拶。

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なんだか、とても不思議な場所だった。

そして、今日のお泊まりは、ソパロッジ。
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それはもう広いお庭に、キリンが8頭放し飼い。

クレセント島で、キリンに近付いちゃったねー!と興奮して話してたのに、
なんかもう、キリンがペットに見えてくる。

夜には、カバが湖から上がって、部屋の前まで草を食べに来た。
カバってのんびりして見えるけれど実は野生動物に人が襲われて死んじゃう原因のNo.1だそう。
なので、カーテンの隙間から、こっそりみんなで観察。


翌日は、ナイバシャ湖の近くの国立公園、ヘルズゲートへ。
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ここも歩いてサファリが楽しめる平和な国立公園。
でも、険しい崖に囲まれて、見た目はほんとヘルズゲートってかんじ。
今回は、レンタル自転車と車で出発。
周りに居るのは、インパラやシマウマ、イボイノシシ、キリンなど。
車で見てるとのーんびりだけれど、自転車の近くにイボイノシシ来ると、結構ビビるそう。
確かに突っ込んできそうよねー。

↓途中、クライミングを楽しむ人たち。
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タワーの中腹になぜか自転車がひっかかってる。
誰が上げたのか。

そして、渓谷まで頑張って着いたら、ゴルジュウォークを楽しめる。
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ここは地熱発電もおこなわれているような場所で、たまに温泉が湧き出ているところがある。
川の水が温かい。

お湯が噴き出しているところは熱いくらい。
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あちあち言いながら、なんとか足をつけられるくらいなので、小さいプールでも持って行って、お湯を貯めたら、ちょうどよーく入れるかも。

今までナクルに行く途中、ただ通過していたナイバシャだけれど、見どころたくさん、
とても楽しいところだった。
また行こう!

乗馬 [ケニア]

週に1回程度、乗馬レッスンを受けることに。
日本では、結構高いと思うけれど、こちらでは1レッスン1400円くらい。
わー、マダムーってほどではない。

友人に誘ってもらい、一度レッスンを受けに行って、すぐにヘルメット購入。
ふだん、引きこもって暮らしているくせに、この時ばかりは、即、ナイロビでは数少ない乗馬ショップを探し出し、片道40分かけて買いに行き、近所でレッスンを受けられる所を探して、見学、申し込み。
久々に行動力を発揮してイキイキ働いたのであった。

以前、「馬で旅するモンゴルツアー」というのに参加したことがあって(笑)、馬に乗ることに関しては、根拠のない自信を持っていた私。
だって、教わることなく、気合いと勘だけで1週間馬を走らせ続けたんだもん。
むしろ、自信を持たなければ、乗りきれなかった、過酷な1週間w

でも、去年、ナイバシャで引き馬トレッキング体験中、みょうに自信だけあって乗り方を全然知らない私は、すっかり、馬に嫌われてしまったのだった。引き馬なのに。
結構ショックを受けて、いつかちゃんと馬の乗り方を習うぞーと思っていたのが、今になって実現。

全然お客さんのいない、基本貸し切りの厩舎で、地味~に習っているのだけれど、
(ケニア人なのに)予想外に先生が真面目で、基本からゆっくり習えることになって、また馬と友達になれそうな気持ちがしてきたところなのでした。

厩舎には子猫やウサギがいて、超カワイイです。
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サイザルバッグ [ケニア]

先日行ったサイザルバッグの工房に、友人を連れて行くことになったので、
分かりにくかった場所の確認がてら、ドライバーのヘンリー君と、再訪。

うちから近いんだけれど、ふだん外国人が行くエリアではなく、馴染みがない上に、
出来たばかりの道が、あっちこっち向かっていて、分かりにくい。

ヘンリーは、遠回りして、自分が知っているタウン内の道を通って行きたいんだけれど、
私は、治安の良くないタウンの真ん中は、できるだけ通りたくなくて、
最短距離で、パパっと行ける道を見つけたい。

二人の意見が中途半端に混じって、変な所で曲がっちゃうヘンリー君。
自信満々になってる時のケニア人を止めるのは、なかなか難しい気がする。

でも、あっちこっちグルグル回ったおかげで、なんとなくその辺の様子が分かった。

場所とオープンしてる時間だけ確認したら帰ろうと思ってたんだけれど、
つい2つ購入。
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青いのがとても気に入ったので、自分で使っちゃおう。

ナクルなど [ケニア]

香港から、ナミビアの砂漠経由で友人が遊びに来てくれたので、便乗していろいろお出かけ。
久しぶりのナクル湖。
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フラミンゴに求愛。(被り物持参↑)

早朝の湖に空が映って、とってもきれいだった。
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それから、前から行ってみたかった、サイザルバッグ工房。
工房の中に山積みになったバッグの中から、お気に入りを見つけて、
取っ手や、裏地、ファスナーやポケット、タグやらフタやら、
あーして、こーしてと好きなように作ってもらうことができる。
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その場でささっとカスタマイズしてくれる職人さん達の手つきが見事で、写真を撮らせてもらったら、
自分の写真を見て、とても喜んでいた。
今度、機会があったら、プリントしてあげよう。
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山積みのバッグの数に圧倒されて、凝ったバッグは次回に回すことにして、
今日は、取っ手をつけただけのシンプルバッグに。
次回は、カワイイ布持って行って裏地に付けてもらおう。ふふー。

SCCのゾウさん [ケニア]

孤児院の運営や、スラムのシングルマザー達の職業訓練などをされている
Save the children centre(SCC)のゾウとサイ。
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フエルト製の動物たちは、ひとつひとつがママたちの手作りで、とってもかわいい。
支援のために買うんじゃなくて、カワイイから思わず買ってしまう。
ちゃんと、仕事として成り立っているのがすばらしい。

みんな違う顔をしているから、きゅん、とくる顔に出会うと、連れて帰りたくなる。
日本に帰るまでに、家じゅう、動物でいっぱいになっちゃうかも。

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